円城寺の芭蕉踊り

 秋葉神社のところに、円城寺の芭蕉踊りの碑が立っている。

 江戸期から伝わる雨乞い踊りで、2人1組になり、1人は竹に紙をつけて芭蕉の葉にみたてたものを背負った上で腹に太鼓をつけ、もう1人はすり鉦をもち、唄に合わせて踊る。「ヤラー東西しずまれ唄おろそ、あまりの日照りがかなしさに……」と歌いながら。

 いまも地元の保存会が受けついでいるという。

 さらに、渡船場跡を過ぎ、芭蕉踊りゆかりの地(おふじの宮)に出る。

 こちらは芭蕉踊りの発祥にまつわる説話がある。

 村人が日照りで苦しんでいたとき、おふじさんという女性が、「永森の手力様に雨乞いをすれば、ちゃんと雨がもらえる」との神の言葉を伝えた。しかし、そのとおりに雨乞いをしたが、雨は降らなかった。

 追い詰められたおふじさんがみずから命を絶ったところ、ようやく恵みの雨が降り出したというものだ。

 けっこう残酷な話だね。

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