自分の思ってることを言えますか?

自分の思ってることを言えますか?

嫌な時に嫌だと言えますか?

嬉しい時に嬉しいと言えますか?

自分が何を思ってるか言えますか?

何で涙が出たのか言えますか?

何で怒っているのか言えますか?

ちゃんと声に出せますか?

僕は母子家庭の一人っ子でおかんとばあちゃんとの3人暮らしでした。

今になって少し変わっていたんだなって分かるけど

おはようおやすみただいまおかえり

うちにはそういう挨拶がありませんでした。

部屋も3人別で用がない限りはそれぞれの空間で過ごすような個人主義な家庭でした。

自分の世界で自分の好きなように自分だけの考えを作り上げてきた僕は

基本的に他人に興味がないし、誰かに自分の世界を壊されることがとても苦手です。

10代はそれでもそのままでいられました。

別に学校でひとりになろうが死ぬわけじゃない。

嫌がらせをされようが家に帰ればひとりでゲームをして漫画を読んでギターを弾いていれば幸せでした。

だけど20代になって学生という肩書きもなくなり

周りからは一人の人間として、社会の中で生きていく存在として見られるようになりました。

年齢や親に守られながら嫌なことは無視して家に帰れば自分の世界で好きなことをやっていればいい時間は終わってしまいました。

でも僕はそれを理解できませんでした。

自分の世界しか知らなかった、つまり世間知らずの僕は自分と社会とのギャップに何年も苦しむことになります。

なんでこうなるんだろう?

挨拶ができない。

素直に謝れない。

人のペースに合わせられない。

分け合えない。

人とちゃんと向き合わなきゃいけない。

今までしないのが当たり前だったことができないと人として終わってると判断されるようになりました。

悲しくて、悔しくて、寂しかった。

社会から否定されることになった僕の憎しみの矛先は外側に向きました。

誰かのせい、何かのせい、自分が悪くても言い訳。

あいつが悪い、世界が悪い、僕は悪くない。

それを続けていたらどんどん向き合うことが怖くなっていきました。

どんどん自信もなくなっていきました。

いつの間にか僕は人を否定するのが癖になってしまいました。

自分が否定されるのが怖くて常に威嚇体制をとっていました。

自分の世界を壊されるのが怖くてガチガチに外堀を埋めようとしました。

芯を持ってる。

言いたいこと言ってて格好いい。

そんな風に見てくれる人もいたけど本当に自分の気持ちを人に言えなかった。

意見を曲げるのが怖くて意地でも突っ切ろうとしていたのがたまたまそう見てもらえただけだった。

嫌われたくないから本音を言わずヘラヘラしてる。

でも我が強すぎて柔軟にもなれない。

そんな狭間で揺れまくる歪な時間が20代のほとんどでした。

2026歳ぐらいまで自分の内面について考えることに時間を費やしました。

そして26歳の途中ぐらいから突然誰かと関わっていきていくのに自分の内面だけ見ていて良くなるわけがないということに気づいて一気に視界が広がりました。

6年間悩み続けてやっと自分の世界にドアがあることを認めました。

ターニングポイントって気づきだと思います。

大きな気づきが次のセクションへの入場チケットになる。

そのチケットをもらえるのは本気でやった人だけだと思います。

6年間考え続けたから次に進めた。

ずっと社会が僕を否定していると思っていました。

でも僕が社会を否定しているだけでした。

今までこうしてきたのになんで、どうしてってずっと否の気持ちで生きてきたけど

そもそも自分と違うものを否定する必要はどこにあるんだろうって思ったんです。

それが最近見つけたチケット。

はみ出したらいろいろ言われるのはしかたない。

でもそれをやり返さないほうが楽しくやっていける。

自分さえ否定をやめれば怖がることも言い訳することも減っていく。

社会の中を自分で生きればいいんだって思うことができる。

自信が湧いてくる。

思ってることが言えませんでした。

誰かの意見に意識を持って行かれて自分の気持ちも分からなくなっていました。

でもやっと、やっと嘘をつかずにやっていけそうです。

時間かかったなあ。

20代のほとんどをこのために使った気がする。

みんなは

自分の思ってることを言えますか?

嫌な時に嫌だと言えますか?

嬉しい時に嬉しいと言えますか?

自分が何を思ってるか言えますか?

何で涙が出たのか言えますか?

何で怒っているのか言えますか?

ちゃんと声に出せますか?

僕はなかなか言えません。

だけど勇気を出してちゃんと伝えたいです。

深夜の勢いで長と書いてしまいました。

音楽は人間そのもの。

社会の中で嘘のない歌でみんなの気持ちを引き出してみせる。

ライブたくさんきてね。

おやすみなさい